ガイナを塗装すると、断熱効果により寒い冬でも暖かい住環境が実現します。ガイナは遮熱効果・断熱効果により夏には住宅を涼しくし、断熱効果により冬には暖かい住空間を実現します。
遮熱効果と断熱効果は異なります。遮熱は太陽光をはね返すこと。そのため、遮熱効果だけだと、冬場も太陽光をはねかえしてしまうので、かえって室内は寒くなってしまいます。
しかし、ガイナには断熱の力もあるので大丈夫。ガイナは住宅内外の熱移動をシャットアウトし、塗装された住宅を魔法瓶のような状態にしてくれます。これが断熱効果です。
外装にガイナを使用した場合の断熱効果のメカニズムについてご説明しています。
内装にガイナを使用した場合の断熱効果のメカニズムについてご説明しています。
ガイナを内外壁に使用した事例です。冬季には7缶も利用していた灯油缶が、3~4缶の利用にまで削減。燃料費が50%オフになった事例です。
ガイナの断熱効果の力は、紙コップにガイナを塗布し、ドライアイスを入れてみると、たちまち明らかになります。
ガイナ塗布した紙コップは、その断熱効果により、素手で握ることができます。
氷点下の環境にお住まいの方の効果事例です。夜中に暖房をきってしまうと、朝は本当に寒くて、とても布団から出られなかったといいます。しかし、ガイナを塗装しておくと、朝起きたときにも気温が10℃以上になっていました。
夜中に冷房をつけていないのにも関わらず、翌朝に10℃以上の温度をキープしていた。この事実は、ガイナの断熱性の高さを表わしています。ガイナが魔法瓶のような役割を果たした。一晩中、室内の暖房熱を外部に逃さなかったということです。
このような保温効果は、従来は漆喰など天然材料にも期待できました。漆喰とはライン引きに使われるものと同じ石灰で、左官屋がコテにより厚ぼったく塗布してくれる材料です。この漆喰には保温効果があるのですが、ガイナには漆喰以上の保温効果があるということも、このデータでは同時に示されています。
さらに、ガイナが塗装された部屋は、2面が外気に接触する北側の角部屋でした。ガイナが塗装された部屋は、住宅で最も寒くなるといわれている北側の角部屋での計測結果であるという点も考慮のうえ、上記グラフデータはご覧になってください。
内部から外部へと、熱を逃がすことのない断熱効果。この効果に加え、ガイナは瞬時に周辺温度と同温になろうとする性質(周囲の熱への追従性)を有します。この性質により、暖房のききが早くなる、体感温度が大きく上昇するなどの効用がもたらされます。断熱効果とあいまって、周囲の熱に追従するという性質により、ガイナは冬暖かい住空間の実現に大きな貢献をいたします。
空気温度と、体感温度とは、違います。体感温度は、単純には以下の式で表わせます。
この式を覚えていただいたうえ、下記イラストをご覧ください。
まず、左図をご覧ください。壁・天井の温度が10℃に冷え込んでいる時に、エアコンの設定温度を30度にします。10と30を足して2で割ると、ガイナ塗布前の体感温度は20度にしかなっていないことが見てとれます。このように、体感温度は設定温度よりも低く(寒く)感じられることが、通常なのです。
しかし、ガイナを塗布すると、右図のようになります。ご覧ください。まず、ガイナ塗装面は周囲気温に追従しやすい性質を有しているので、壁・天井の温度は30℃にまで、あっという間に上がります。そのため、エアコンの設定温度を30度にすると、30と30を足して2で割った約20度にまで、体感温度も上昇するのです。
暖房をつけると、ガイナ塗膜の表面温度は暖房から出てくる風の温度と、瞬時に同温になるというところがポイントです。そのために、ガイナ塗装をすると暖房の効きが早くなります。また、暖房の設定温度がそのままでも、上述のように体感温度はずっと上昇するのです。