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ガイナ塗装により期待できる、最も重要な効果といえば、遮熱効果・断熱効果・長寿命の3つです。ガイナの主成分である、特殊セラミックビーズ、そして良質なアクリルシリコン樹脂が、そのような効果を発揮するための鍵として働いています。
外壁・屋根にガイナを塗装すると、夏涼しく、冬暖かい住空間が実現できます。そのメカニズムは、ガイナの主成分である特殊セラミックビーズにあります。
塗り替えに利用される塗料の多くは、その主成分が「樹脂(ゴム)」です。一般的な塗料が硬化したものを分析すると、その成分の90%以上は樹脂成分となっております。これは、ゴムで建物を覆い、劣化を防ぐという考え方が、塗装業界の常識だからです。
しかし、硬化したガイナの成分を分析すると樹脂成分はなんと20%しか含まれておりません。ガイナの成分の80%は何とセラミックビーズでできているのです。そして、ガイナが夏涼しく冬暖かい住空間を実現できる秘密は、この特殊セラミックビーズにあります。
外壁にガイナを塗り、硬化すると、その表面は特殊セラミックビーズがびっしりと敷き詰められたような状態となります。
そのセラミックビーズ層が右図のように、熱を反射・屈折させてくれるため、外部から内部へと太陽光線が入ることを防いでくれるのです。
そのため、ガイナ塗装により、夏は涼しくなります。
太陽光線をはね返すこの仕組みは、一般的には遮熱効果と呼ばれております。
ガイナを外壁・内壁に塗装すると、冬は暖かくなります。上図のように、ガイナに含まれるセラミックビーズは中空になっております。この状態では、熱の伝導率が低いため、ガイナを壁面に塗装すると、その内外での熱移動が抑制されるのです。
これにより、夏は外部の熱が室内に入ってこなくなるため、涼しくなります。(これは、断熱効果といいます。上述の遮熱効果にプラスアルファで夏の涼しさに貢献します。)そして、冬は室内の熱が寒い外部へと逃れることを抑えてくれるため、冬は室内を暖かく保つことができるのです。
一般的に遮熱塗料を外壁・屋根に塗装されますと、冬には反って寒くなってしまうという問題が発生します。これは、一般的な遮熱塗料には、太陽光をはね返すという遮熱効果のみしかないからです。冬も太陽光をはね返してしまうため、室内が暖まらず、塗装前よりも反って寒くなってしまうのです。
しかし、ガイナには遮熱効果(太陽光をはね返す効果)だけではなく、断熱効果(熱移動自体をシャットアウトする効果)もございます。そのため、冬には室内でたいたストーブ・エアコンの暖気を外に逃がさないという特徴を有しております。
このように、ガイナには断熱効果があるために、夏の涼しさに貢献してくれることはもちろん、冬の暖かさにも貢献してくれるのです。つまり、1年のどこをとっても省エネ効果を発揮することができるということ。それが、断熱塗料ガイナの大きな特徴であり、魅力なのです。
ガイナの遮熱効果、断熱効果は特殊セラミックビーズが担っていることは分かりました。しかし、セラミックビーズだけでは外壁・屋根に密着せずに、ぽろぽろと剥がれ落ちてしまいます。外壁・屋根とセラミックを、またセラミック同士を密着させるためには、接着の役割を果たす樹脂成分が必要になります。
ガイナが採用した樹脂は、アクリルシリコン樹脂です。ガイナ以外の塗料で、現在主流とされている多くの塗料も、樹脂成分はアクリルシリコン樹脂です。アクリルシリコン樹脂の特徴は、他の樹脂に比べて、価格・耐久性のバランスが優れているという点にあり、樹脂自体の耐用年数は約15年です。
しかし、20%しか含まれていない樹脂で、80%ものセラミック成分を密着させることは大変困難です。そのため、他社の断熱塗料は一般的には20%ほどしかセラミックビーズを含むことができません。ガイナ製造元である日進産業は大量のセラミックビーズを外壁・屋根に密着させることができるような、良質なアクリルシリコン樹脂の研究開発をするため、20年以上の歳月を費やしました。
そのような試行錯誤の結果、樹脂量の4倍にあたるセラミックを、しっかりと密着させる技術開発に成功したのです。一般的な断熱塗料が20%ほどしか含めないセラミックビーズを、ガイナは80%含んでいるという点において、ガイナは他社断熱塗料と一線を画しています。
また、そのような研究の結果として得られた、高い遮熱・断熱性能が評価され、ガイナは遮熱塗料の市場シェア16%(大手メーカーを凌いでナンバーワン)という位置にまで成長することができました。
塗膜を形成するものは、主として以下の3つ。主成分となる透明な樹脂、色彩等を施すための顔料、そして塗料の性質を微調整するための添加剤です。
添加剤としてセラミックを入れると寿命が長くなるということは一般的に知られており、最近では一部の塗料でも少量のセラミックを配合するようにはなってまいりました。そのような塗料は、セラミックシリコン樹脂などと呼ばれることもあります。
詳細は、用語集塗料をご覧ください。