現場調査/どんな準備が必要? ガイナ塗装のガイナセレクト

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現場調査から、1週間ほどの時間を経て、各業者から見積書が届きます。多くのサイトで具体的には語られないことですが、ここでは見積書でチェックしておきたい具体的な3つのチェックポイントについて取り上げます。

ポイントは、塗装の品質にとって重要な2つ、雨漏防止のために重要な1つ。合計3つです。下記項目については、本当に重要なポイントです。必ずチェックのうえ、工事依頼されるようにしてください。

ポイント1.塗りは3回塗り以上でしょうか。

外壁・屋根の塗装工事は、3回塗り以上が標準です。工期短縮のため、「上塗りは1回でも大丈夫」という業者もありますので、ご注意ください。塗り回数が塗装品質を左右します。

外壁・屋根の塗装は、下塗りというボンドの役割を果たす塗料をまず塗装いたします。

その上に、中塗り・上塗りと主材を重ねていきます。主材とは、ガイナなどのように、その工事のメインとなる塗料です。

下塗り(ボンド)、中塗り(ガイナ)、上塗り(ガイナ)を3回塗りといい、この工程を踏むことが塗装業界では通常です。

下塗り(ボンド)、中塗り(ガイナ)、上塗り(ガイナ)を3回塗り風景

屋上シート防水はガイナ3~4回塗りです。

奥はガイナ2回塗りしているが、不十分
奥はガイナ2回塗りしているが、不十分
シート防水は3回以上ガイナを塗布
シート防水は3回以上ガイナを塗布

なお、屋上シート防水面等は、ガイナの工程が2回だけでは綺麗に塗料が被らずに、ムラだらけになってしまいます。そのため、ガイナを3回、4回と塗り重ねることも通常です。



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ポイント2.工期が短すぎませんか。

標準的な戸建の外壁・屋根を塗り替えるためには、10~14日の工期を要するのが通常。

工期が5~7日では、短すぎますので、注意が必要です。そのような工事は、ポイント1でご説明した3回塗りを行わない可能性があります。

もしくは、中塗りと上塗りの間などに適正な乾燥時間をもっていない可能性があります。

塗り替えから1年後の外塀/膨れの発生

塗り替えから1年後の外塀/膨れの発生

「リフォーム会社を通さないから、相場の半値以下で工事できます」などという説明は、一見すると説得力を持って聞こえます。

しかし、工期も半分、材料も半分の「薄塗り」ならば、相場の半値で当然です。そして、そのような雑な工事であれば、通常の半分以下の耐久性しか持たないということも、十分に考えられます。

相場の半値、耐久性は半分以下かもしれない。

相場の半値、耐久性は半分以下かもしれない。

工期が短すぎないかどうかは、仕事の丁寧さを見る尺度になります。標準的な工事は10~14日。毎日1~3人ずつ工事に入り、合計で約15~25人が工事に入ることになります。



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ポイント3.屋根の雨漏防止の処置は必須です。

右写真は、コロニアル(軽量スレート屋根、カラーベスト)といわれている屋根材を葺いたお宅の屋根写真です。

コロニアル屋根は、塗り替え工事によって、雨漏れが発生しやすいという特徴を有しておりますので、注意が必要です。

軽量スレート屋根のお客様は、要注意!

軽量スレート屋根のお客様は、要注意!

誤ったガイナ塗装工事/実例

右写真は、ガイナを塗装したコロニアル屋根の拡大写真です。この塗装、誤った方法にてなされています。

どこが誤っているかというと、屋根材が重なり合っている部分が、ガイナ塗料により、ベッタリと埋められてしまっているところです。

ガイナ塗装工事/誤った工事

ガイナ塗装工事/誤った工事

屋根材間には隙間が必須です

屋根の構造が、どのようになっているかご存知でしょうか。コロニアル屋根の場合には、野地板(ベニヤ板)の上に、防水シートがひかれており、その上にコロニアル屋根瓦が載っているという3層構造となっております。コロニアル屋根材は、防水シート、野地板を貫通して、ビス(釘)により固定されている状態です。

ここで、塗装工事をした結果、左図のようにコロニアル屋根材と屋根材との間が、埋められてしまうと、どうなってしまうでしょう。

防水シートと屋根材の間に滞留した湿気は、外部へと逃れることができなくなり、結露となります。

屋根材間に隙間がなくなると、水分が逃れられない!

屋根材間に隙間がなくなると、水分が逃れられない!

こうした水分がビスの隙間などから室内へと侵入してしまい、野地板を腐食させたり、雨漏れの原因となります。ガイナは塗料としては、分厚い仕上がりとなりますので、屋根材と屋根材の間を埋めてしまいやすい塗料です。雨漏れを生じやすい塗料といえ、次に示すような注意深い施工が必要となります。


そこでタスペーサーが必須

屋根材間には、内側の水気が外部へと逃れていくための隙間が必要です。そこで、塗装した際に、屋根材間の隙間が埋まってしまわないような工事をする必要があります。

その隙間を確保する処置のことを縁切りといい、縁切りには一般的に右写真のようなタスペーサーという建材が利用されます。

タスペーサー/コロニアル屋根の雨漏防止に必須!


タスペーサーは、具体的には以下のように利用されます。

下写真のように、屋根材間に差し込むだけ。しかし、しっかりとした隙間を確保するためには、1平米に10個のタスペーサーを差しこむ必要があります。標準的な大きさのお宅の場合には、500~1000個のタスペーサーを差しこんでいくことになります。

タスペーサー/挿入中
タスペーサー/挿入中
タスペーサー/挿入完了
タスペーサー/挿入完了

このように、タスペーサーの挿入をしっかりと行うことにより、右写真のように屋根材間の隙間はしっかりと確保されます。

塗装後に、塗料で埋まっているように見える部分はタスペーサーのお尻にあたる部分だけになっているのが、正しいガイナの塗り替え方法です。

ガイナ屋根塗装/正しい工事

ガイナ屋根塗装/正しい工事

隙間が確保されたことにより、防水シートと屋根材間に発生した水分は外部へと逃れることができます。屋根からの雨漏発生のリスクは、このようにして解消されます。



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3つのポイント/まとめ

以上、失敗しない塗り替え工事のための3つのポイントをまとめます。

1つ目は、3回以上(主材となるガイナは2回以上)を塗装してくれるか。

2つ目は、適切な工期・人手をかけて工事してくれるか。また、各作業工程の間に、適切な乾燥時間をもってくれるかどうか。ちなみに、ガイナの中塗りと上塗りの間に必要となる適切な乾燥時間は、夏場は2時間以上、冬場は3時間以上です。

そして、3つ目はコロニアル屋根の場合には雨漏防止処置をとってくれるかです。タスペーサー挿入などの方法をとらないと、屋根材の裏側の水分が外部に逃れられなくなり、雨漏れが生じます。特にガイナの場合には、他の塗料に比べて完成した塗膜が厚くなってしまうため、タスペーサー挿入は必須となります。

以上の3点、大丈夫かどうか、見積書に明記がない場合にはしっかりと確認してください。契約書にも明記してもらったうえで工事開始できれば、安心・長持ち・納得できる工事の完成へと一歩近づきます。

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