ガイナTOP > よくあるご相談 > ガイナの塗布について > 塗装を2回塗りで施工する場合、1回目と2回目の色が違っても大丈夫ですか?
大丈夫ですが、合理的ではありません。
大丈夫ですが、1回目と2回目の色は同色である方が材料を無駄なく利用することができ、合理的です。環境に優しい塗料・ガイナは、無駄の出ないように利用することが、地球環境にとっても理想的ではないでしょうか。
外壁・屋根の塗装は3回塗りが標準です。下塗り(ボンド)・中塗り(ガイナ)・上塗り(ガイナ)と塗り重ねて塗装完了です。ガイナは同一箇所に2回塗り重ねることとなります。
ここで、業者によっては「1回目(中塗り)と2回目(上塗り)の色を変えることで、本当に2回塗っているということが証明できる」と主張します。この考え方は1回しかガイナを被せないような手抜工事を行う業者が実際に存在することを考えれば一理あるものです。また、在庫を処分したい業者側にとっても、こうした主張を援用でき便利です。
しかし、本来は中塗り・上塗りを同色のガイナにて塗装することが合理的です。
例を挙げて考えます。ガイナは1缶・1回塗りで70㎡(2回塗りで35㎡)を塗装できます。そうすると、中塗りと上塗りの色を変えなければ、105㎡の壁の場合には3缶の発注で済みます。ここで、中塗りと上塗りの色を変えるとなると、どうでしょう。中塗りで1.5缶、上塗りで1.5缶必要なので、中塗り・上塗りのために2缶ずつの発注が必要となります。
このコストは、消費者に転嫁される可能性があります。あるいは業者が在庫を抱えがちになり、ガイナは完封後の消費期限も短い塗料であることも考えれば、業者にとっても1・2回目の色彩を変えるということは望ましいことではないはずです。在庫を処分するとなると、資源の無駄遣いであり、環境にも優しくありません。
ガイナを適切に塗布したかのチェックは、材料缶に施主様の名前を明記してもらい、工事完了後に空っぽの写真を撮ってもらう等、他の方法によるべきではないでしょうか。