屋上防水等の防水材として使用できますか？

よくあるご相談ガイナの効果について

防水層の保護膜として利用できます。

ガイナは塗料であり、防水材ではございません。しかし、防水材を保護するための保護膜（トップコート）としてガイナを使用することができます。

防水層は紫外線の影響により劣化してまいります。そのため、紫外線を効率的に反射してくれるガイナを防水層に塗布することは、防水層を長期にわたり維持するために有効です。

防水工事に関連しては、次のようなご質問もよく頂戴いたします。

防水層のメンテナンスの際には、ガイナを全て剥がすのですか？

ガイナを塗装されて15年ほどが経ち、防水層の破断などにより、雨漏れが発生したとします。その時に、ガイナを全て剥がす必要があるのかというご質問です。全て剥がすことになると、次回メンテナンスに多額な費用がかかるのではないかとご心配されるお客様は多いです。

防水工事には様々な工法がございますが、シート防水といって下地が完全に平滑な状況でなくとも、丈夫な塩ビシートを貼りつけることで、しっかりと防水できる工法がございます。そのため、時間経過により防水層が傷んでしまった際にも、ガイナを全て剥がす必要はございません。

また、次回メンテナンスでそのような工事をされます場合にも、下地にはガイナの層が残っております。そして、ガイナの上に防水シートが被ってしまった後も、ガイナの断熱効果・省エネ効果は継続して発揮され続けます。

防水シートは綺麗に塗れないのですか？

塗装会社に防水シート上へのガイナ塗装をお願いしたが、完成後に下地防水層の緑色等が透けて見えている。といったご相談は、よく受けます。それは、施工がよくないのであり、防水シートにはきちんとガイナは乗ります。ただ、防水シートにはガイナは乗りにくいため、３回４回と根気強く塗装することが必要になります。そのため防水シートへのガイナ施工は、費用が多少割高となってしまいます。

また、防水面へのガイナ塗装に関しましては、下記２点についてもご了承くださいますようお願いいたします。

【ローラーマーク】防水の種類によってはローラーマーク（ローラーで塗装をした時にできる、さざ波模様）が目立ちやすいなど、他部位に比較すると仕上がりが綺麗にいきません。

【微細なクラック】下地がモルタル等でクラックが多数見られるような場合には、構造的にヒビが入りやすい可能性がございます。そのため、どんなに丁寧に補修をしたうえでガイナ塗布しても、ヒビがあった箇所と同じところに再度ヒビが発生する可能性がございます。

その他、ご不明な点に関しましてはガイナセレクト事務局までお問い合わせください。