エアレススプレイは、空気を使用せずに塗料を吹き付けるスプレーのことです。空気の力で塗料を吹き付けるエアスプレイとは反対に、エアレスすプレイの場合は塗料に圧力を加え、小さな穴から出すことで塗料を微粒化させ、吹き付けています。
エアレススプレイの良いところは、エアスプレイと比較すると塗料の飛散が少なく、塗料を節約することができる点、塗料の吐出し量が多く、一回の作業で厚塗りができるので作業効率が高い点、比較的粘度が高い塗料でも使用できる点などが挙げられます。
一方で、エアレススプレイの場合はエアスプレイで吹き付けた場合よりも塗料の粒子が荒くなるため、高級な塗装にはあまり向いていません。ただし、エアレススプレイはその作業効率の高さを活かして鉄骨や船舶、車両など建築物以外の分野でも多く利用されています。外壁塗装においては、下塗材の塗装やトップコートの塗装などに使用されています。