樹脂系サイディングとは、塩化ビニル樹脂を原料とするサイディングです。樹脂系サイディングはもともと北米で製造、普及が進み、日本では1990年代の後半から販売され始めた、比較的新しいタイプのサイディングです。日本ではまだ歴史が浅いため窯業系サイディングなどと比較するとシェアはあまり高くありませんが、樹脂系サイディングには下記に挙げるような様々なメリットがあり、今後、更に普及が進んでいくと考えられています。
上記のように、樹脂系サイディングの魅力は何より素材の耐久性・耐候性の高さにあります。寒冷地域である北米生まれならではの強みを活かして日本でも凍害が多い北海道などで特に導入が進んでおり、リフォーム市場におけるシェアも年々高まっています。
また、樹脂系サイディングはメンテナンスも非常に簡単で、汚れは水洗いをすれば問題ありませんし、表面の傷もつきづらい、退色や変色もしづらいなどの特徴を持っています。万が一破損した場合でも、部分的な補修・交換が可能なタイプの製品などもありますので、他のサイディングと比較するとメンテナンスにかけるコストは少なくて済みます。