ウールローラーとは、ローラー工法で外壁を塗装する際に一般的に用いられている塗装用具で、円筒型のローラーに繊維が植毛されています。ローラーの表面が羊毛状になっているのでウールローラーと呼ばれていますが、この毛の長さや素材には様々なタイプがあり、塗料の種類や下地の状態、仕上がりなどによってローラーが使い分けられています。
一般的に、平らで滑らかな仕上がりを求める場合には短毛のローラー、凹凸のある外壁に塗装する場合は長毛のローラーを使用するケースが多いようです。
ウールローラーで外壁塗装をする場合、均一な塗膜を作りやすい、現在の外壁の模様をそのまま反映できる等のメリットがありますが、きれいな仕上がりを実現するためには塗装職人の熟練技術が必要となります。