コーキングとは、外壁や屋根などを施工する際に、建物の気密性や防水性を保つために、素材の隙間を目地材などで重鎮することを指し、目地補修と呼ばれることもあります。また、この重鎮剤のことはコーキング材と呼ばれます。
コーキング材は建物の耐久性を高める上でとても重要な役割を果たしており、コーキングが劣化している場合には塗装だけではなくコーキングの補修を行うケースもよくあります。外壁や屋根の塗装を依頼する際には、そうした点にもきめ細やかに対応してくれる会社に依頼することをおすすめします。
コーキング材の材料となる樹脂には、主にシリコン系、変性シリコン系、ポリウレタン系、ポリサルファイド系の4種類があり、それぞれの種類に1成分形、2成分形があります。1成分形とは、空気中の水分と反応することで硬化する材料のことを指し、2成分形とは、主剤に硬化剤を混合して硬化させるタイプの材料のことを指します。
コーキングと類似する言葉にシーリングという言葉があります。いずれも素材の隙間を重鎮することおよびその材料のことを指していますが、通称では、あらかじめ形が決まっているものをシーリング材(シーリング)と呼び、その逆にチューブ容器に入っており、専用の押出し機であるコーキングガンで施工する樹脂のことををコーキング材(コーキング)と呼ぶことが多いようです。