軽量コンクリートとは、普通のコンクリートよりも軽量で比重の小さいコンクリートのことを指します。コンクリートの中に混ぜる骨材に軽量の材料を使用したものや、コンクリート内部に多量の気泡を含ませることで軽量化したもの(気泡コンクリート)などがあります。
軽量コンクリートの工事自体は普通のコンクリートよりも高価になるものの、軽量コンクリートを使用することで建物自重が低減でき(普通のコンクリートより15~30%程度軽量化できます)、そのぶん基礎となる構造物への負担が減るため、結果としてトータルコストの低減が可能となります。そのため、一般的には高層の建物などでよく使用されています。
また、軽量コンクリートは熱伝導率が普通のコンクリートの半分程度と断熱性能に優れているため、冷暖房費の削減にもつながります。このように、軽量コンクリートには様々なメリットがあります。