ガイナの樹脂成分は、アクリルシリコン樹脂(40%)です。樹脂分にセラミック成分が60%配合されておりますので、一般的なアクリルシリコン樹脂よりも長持ちな塗料になります。ここでは、上の表を簡潔にご説明いたします。塗料を選択する際のヒントにしてください。
塗料の樹脂成分には、多くの種類がありますが、外壁の塗り替えにおいて一般的な樹脂系統は4つに大別されます。あいうえお順で、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系となります。アクリル系からフッ素系にいたるまで、実は見た目は全く変わりません。プロの塗装職人が見ても、シリコン系とフッ素系で塗り替えられた外壁の見分けはつきません。
それでは、この4系統はどこが異なるのでしょうか。アクリル系からフッ素系へ向かうにつれて、樹脂成分が固くなります。樹脂成分が固いということは、もちがよいことに繋がり、また汚れにくさにも繋がります。
汚れ等が落ちやすくなるということは、柔らかいものの上についた汚れよりも、硬いものの上についた汚れの方が拭き取りやすいことをイメージしていただけると、わかりやすいのではないかと思います。
まず、シリコン樹脂塗料がお勧めの理由は、価格ともちのバランスが最も良いからです。シリコン系塗料は、ご予算がない場合には最適な塗料です。このときに、アクリルやウレタンを選択されることはもったいないです。なぜなら、アクリルやウレタンは、シリコン樹脂塗料とほとんど材料代に差がないからです。塗替え工事は、そのほとんどが人件費であるため、材料代の差額は工事代金総額から見ても微々たるものです。アクリルやウレタンで塗装することは、もったいないので避けるべきです。
アクリル・ウレタン・シリコンまでは、材料代がほとんど変わりません。しかし、ガイナやフッ素のレベルの塗料は、シリコンの倍以上の材料代がかかってしまうため、ご予算と相談する必要が生じます。
ご予算に多少余裕があるという場合、今度はガイナかフッ素かで迷われると思います。長期的なコスト面で考えると、ガイナは省エネ効果により光熱費を削減してくれるために、フッ素樹脂塗料で塗装するよりも低コストで済むと考えられます。
ただ、色彩のバリエーションは、ガイナは明度が中間より高い明るめの色彩のみしか用意できないのに対して、フッ素ならば、どのような濃い色彩を作ることができます。色彩にこだわりがある場合には、フッ素を選択するということにも一考の余地があります。
ここでは、大雑把に各塗料の特徴を記述しました。更に深い知識が欲しいというお客様は、ぜひ当社までご相談ください。外壁・屋根の塗替えは10~20年に一度の大イベントです。きちんと納得せずに工事してしまうと、後で大きな後悔をしてしまいます。
お客様に絶対に後悔させたくない。当社のスタッフの気持ちは、他の誰にも負けません。塗料の選択で迷われた際には、どうぞお気軽にご相談ください。